Ubuntu Linux Feisty Fawn -> Gusty Gibbon 移行メモ

若干出遅れた感がありますが、Gusty への移行が結構大変だったのでその移行メモ。

nvidia-glx 問題

envy とかを使って最新の nvidia driver を install してたりすると、Gusty への upgrade 中に nvidia-glx の更新に失敗することがあるみたいです。
このままだと当然 X は起動しないので、今までだと Ctrl + Alt + F1 とかで console におちて作業してたんだけど、Gusty からは BulletProof-X (参考 : BulletProofX - Ubuntu Wiki )というものが導入されているらしく、xorg.conf が間違ってたりして X の起動に失敗しても Windows の safe mode のような低解像度設定の X を代わりに起動してくれます。
BulletProof-X が有効かどうかは /etc/gdm/gdm.conf の

# This runs Ubuntu's BulletProof-X failsafe mode.
FailsafeXServer=/etc/gdm/failsafeXServer

に書いてある。Gusty ではこの BulletProof-X は default で有効になっているらしく、勝手に X が低解像度で起動くれたので、terminal emulator を起動して nvidia 関連の package を再 install して、

% sudo apt-get remove nvidia-glx
% sudo apt-get remove nvidia-kernel-2.6.20-16-generic
% sudo apt-get remove nvidia-kernel-common
% sudo apt-get remove nvidia-kernel-source
% sudo apt-get autoremove
% sudo apt-get install nvidia-glx

として、ログアウトすれば nvidia driver が使えるようになりました(上の例はちょっとやりすぎかも)。BulletProof-X を見るとさらに X の設定変更も出来るみたいですね。Ubuntu (and BulletProof-X) 素晴らしすぎる。

font 描画問題

個人差があるとは思うんだけど、Gusty が Feisty と比べて font の描画が悪いと感じる人は以下を試すといいかも。
システム -> 設定 -> 外観の設定 -> フォントで

    描画方法 : サブピクセルのスムージング(LCDs)

を選択。更に "詳細" ボタンをクリックして、

    滑らかさの補正(スムージング) : サブピクセル(LCDs)
    線幅の補正(ヒンティング)     : なし
    サブピクセルの順番           : RGB

に設定することで Fesity 時と同じレベルのフォント描画になる(ように少なくても僕は感じた)。キモは "ヒンティング : なし" なのかな。
参考 : http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=555964

no sound 問題

サウンドバイス不能になる場合があるらしい。僕の環境では 2台に一台発生している。
参考 : https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/gstreamer/+bug/131711
参考 : https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-devel-discuss/2007-August/001506.html
未解決...。サウンド鳴らなくてもあんまり困らないけどね。

beryl to compiz fusion

beryl project は既に compiz fusion に統合されているので Gusty にはありません。かわりに compiz fusion が使えるのでこっちを使いましょう。なんか機能がたりない気もするけど。